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ブラックダイヤモンド
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2026.09.04

当社製品「FocusRay」に関する製品品質に関するお詫びと今後の対応について(第一報)

株式会社AoharuNEXT(本社:東京都中央区、代表取締役社長:森山 璃音、以下「当社」)が2026年3月18日に発売いたしましたFocusRayに関しまして、製品の品質に起因した問題により多くのお客様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。


本件に付きまして、以下に経緯と今後の対応方針について第一報をご報告申し上げます。


また、本日「4.リコールについて」に記載の内容のリコールを経済産業省へ届け出いたしました。お手持ちのお客様には多大なるご迷惑をおかけしますことを重ねてお詫び申し上げます。対象のお客様には個別に当社よりご案内させていただきますので、お早めに点検・修理をお受けいただきますようお願いいたします。



1.経緯

 当社は、2026年3月18日よりKickstarterにてFocusRayプロジェクトを開始し、多くのお客様よりご支援を賜りました。


 2026年8月13日、FocusRay無線モデルの開発過程において、映像の無線伝送を安定させることを目的として、カメラセンサーを変更する旨の設計仕様の大幅な変更を発表いたしました(詳細はこちらをご確認ください)。なお、この時点において、FocusRay有線モデルの設計仕様に変更はございません。


 その後、2026年8月30日より順次FocusRay 有線モデルを先行して出荷を開始いたしました。


 今回お客様よりご指摘をいただいた、本体上部のUSB Type-C端子にケーブルが接続しにくいという問題は、開発工程において判明し、設計上は既に解消しておりました。しかしながら、最終製造工程(2026年8月)における筐体の発注に際し、当社が誤って修正前のデータを用いて発注を行っていたことが発覚いたしました。


 発覚した時点で正式なデータによる再発注および再製造を行った場合、出荷は2026年9月以降となることが見込まれました。当社は、FocusRay無線モデルについて大幅な設計仕様の変更を公表し、お客様に多大なるご迷惑をおかけしている状況において、これ以上出荷を遅延させるべきではないと判断いたしました。そのうえで、修正前のデータにより製造された筐体を継続して使用する方法を検討し、カメラ部材の一部を取り外して強力両面テープで固定することにより対応が可能であると判断し、当該方法により計120台(現時点で未出荷の分を含みます)の最終製造を行いました。


 それらの結果、品質が大きく低下し本件問題の発生に至りました。

 以上が、一連の問題の経緯でございます。



2.当社で認識している問題

当社が認識している問題は以下のとおりであります。


・USB Type-C端子が奥まっていることにより、付属のUSBケーブルが差し込みづらい

・内部基板の固着不良によって内部基板が筐体内で動いてしまう

・カメラ基板の固着不良によってカメラ位置が中央部に位置していない

・配線方法の不良によって、赤外線LEDの照射を阻害する

・赤外線LEDが筐体設計によって適切に照射されない


その他、今後も継続的に調査を行ってまいります。

(※専用固定マウントに付属のボルトネジの長さに関するご意見を頂戴しておりますが、こちらについては別途対応予定です。)


3.対応について

(現段階での対応について)

現段階での対応といたしましては以下を実施いたします。


・全製品の出荷の一時的な中止

 すべての製品の出荷を一時的に中止いたします。お待たせしているお客様には多大なるご迷惑をおかけいたしますが、対応完了までご了承いただきますようお願い申し上げます。


・お客様サポート体制の強化

 お客様からのご不安やご質問、お問い合わせを全件頂戴できるよう体制を拡充いたします。


・本件の徹底的な調査及び対応

 本件の対応のため徹底的な調査及び対応方針を迅速に決定してまいります。

(今後の対応について)

今後の製品に関する対応は以下の対応を予定しております。各対応のスケジュールにつきましては2026年9月10日に当社ホームページにて公開する予定です。


・FocusRay 有線モデルの法令に基づくリコール及び修理対応

 内容につきましては「4.リコールについて」をご確認ください。


 なお、現在、FocusRay有線モデルの出荷を全面的に停止しております。

 今後、筐体仕様および内部部品の組み付け構造について改良を行い、十分な検証を重ねたうえで製造および出荷を再開いたします。


・FocusRay 無線モデルとの設計に関する相違点とFocusRay 無線モデルに関するご説明を含む、本件一連に関する当社役職員からのご説明(形式は動画、またはライブ配信形式を予定しております。)

 詳細に本件に関してご説明するため、動画または配信形式で当社役職員出席の上、本件の全容とFocusRay 無線モデルについてご説明申し上げる予定です。


FocusRay 無線モデルおよびFocusRay Extension(FocusRay Plusを含む)について

 FocusRay 無線モデルにつきましても、有線モデルと同様に製品仕様の見直しを行います。

 これに伴い、開発スケジュールの再検討が必要となるため、FocusRay 無線モデルおよびFocusRay Extension(FocusRay Plusを含む)の発送時期は当初のご案内より後ろ倒しとなる見込みです。度重なる変更となり誠に申し訳ございません。

 発送時期を含む今後のスケジュールにつきましては、確定次第、速やかにご公表いたします。

(カメラセンサー等の基幹パーツについての変更予定はございません。)


・ご返金等を含む、その他個別のご対応について

 ご支援いただきました資金は、Kickstarterにてご案内いたしましたとおり、既に開発および製造に係る費用ならびに各種手数料として支出しております。


 当社といたしましては、まずは改良した製品を確実にお手元にお届けすることをもって、皆様への責任を果たしてまいりたいと考えておりますが、お客様の個別のご事情に応じたご対応につきましては、従前どおり、当社ホームページのお問い合わせフォームより承っております。 

その他、信頼をいただいていたお客様への影響等を重く受け止め、経営責任を明確にするため当社代表取締役社長より以下の通り役員報酬を自主返納する旨の申し出がありましたので、これを受け入れることといたしました。

(内容)

 代表取締役社長:月額基本報酬の20%の3ヶ月分に相当する額を自主返納



4.リコールについて

本日消費生活用製品安全法に基づき、下記内容にて経済産業省に対しリコール実施の届け出を行いました。


1.不具合の状況

筐体設計及び製造時の組付け不備によって内部基板耐久度が不十分なため、製品使用中に内部基板が脱落し、内部基板同士の干渉によって短絡することが考えられます。また、配線方法の不良によって配線が破断することが考えられます。それらの結果、最悪の場合発煙・発火をするおそれがあります。


2.改善の内容

筐体を設計に不備がないものに変更するとともに、内部基板の組付け方法及び配線方法を修正します。


3.対象となる製品

モデルナンバー

製品名

対象のロット番号

制作期間

対象となる台数

AONXV-001-WR

FocusRay 有線モデル

JBX-00000001~

JBX-00000120

令和8年8月1日~令和8年8月31日

98台

4.リコール開始予定日

令和8年9月14日


(注)

  • お客様ご自身で分解等をされている製品については、リコールによる正式な修理箇所以外の影響が否定できないため本件修理の対象とならないことがあります。

  • 修理後の保証期間は当社保証規定に基づき、修理明細書に記載の日付から1年となります。

  • すべてのリコールによる修理は送料を含め当社負担にて実施いたします。




ロット番号の確認方法等は本日公開の以下特設ページよりご確認ください。



リコールをお受けいただくための方法や返送方法等の詳細は2026年9月10日を目処に上記ページにて記載いたします。また別途当社ホームページ等でも周知いたします。



5.再発防止策

今回の問題は、製造データの取り違えという単一の誤りにとどまらず、それを検出できなかった当社の管理体制、および出荷時期を優先して応急的な対応を選択した当社の判断に原因があるものと考えております。同様の事態を繰り返さないため、以下の対策を実施いたします。



(1)設計データの管理および発注時の照合体制の整備

 今回、修正前の設計データを用いて筐体の発注を行った背景には、設計データのバージョン管理が担当者個人の管理に委ねられていたという問題がございました。


 今後は、設計データについて版数を明示したうえで一元管理し、最新版以外のデータが発注に用いられることのない管理体制を構築いたします。あわせて、部材発注に際しては、発注担当者とは別の者が発注データが最新の承認済みデータであることを照合し、記録を残す運用といたします。



(2)量産前の実機検証工程の設置

 今回、応急的な固定方法を採用するにあたり、その方法が製品の耐久性に与える影響について、十分な検証を行わないまま量産に移行いたしました。


 今後は、量産の開始前に試作品による実機検証を必ず実施し、外観・組み付け精度・耐久性について当社基準を満たすことを確認したうえでなければ量産に移行しない工程といたします。



(3)設計仕様の変更に関する承認プロセスの明確化

 今回の応急的な対応は、当初の設計仕様からの実質的な変更であるにもかかわらず、正規の設計変更として扱われないまま実施されました。


 今後は、当初仕様からの変更が生じる場合、その内容および理由を記録し、責任者および役員の承認を経たうえでなければ製造に移行できない体制といたします。



(4)スケジュールを理由とした品質面の妥協の排除

 今回、当社は出荷時期の遅延を回避することを優先し、品質に対する懸念がある状態で製造を進めました。この判断そのものが最大の問題であったと認識しております。


 今後は、品質基準を満たさない場合には、出荷時期にかかわらず出荷を行わないことを社内の基本方針として徹底いたします。また、日程の遅延が見込まれる場合には、その事実を速やかにお客様にご報告することといたします。



今回の問題は、出荷時期を優先するあまり、製品の品質という最も大切なものを後回しにした当社の判断に起因するものです。ご支援いただいた皆様のご期待を裏切る結果となりましたことを、重ねてお詫び申し上げます。


一日も早く、本来お届けすべきであった品質の製品をお手元にお届けできるよう、全力を尽くしてまいります。



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